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5月に入ってからのこと 入院と退院と社会復帰と

そんなこんなで、救急車に乗せられた自分は口から泡を吹いていました。

そして、次第に意識がはっきりしてくる中で、
私は「先生」に、「貴方は捕まったの、今すぐ逃げて」と教えられました。
思わず、逃げ口上を言いながら救急隊員に「降ろして下さい」なんてことを口走っていました。

ただ、すぐに自分は現実を知りました。
自分は発狂して倒れたんだということ、一緒に載っている母が狂いそうなくらいに心配をしていること。
とにかく、まずは母を落ち着かせる方法を"2人"で模索していました。
"2人"というのは、先生と私という二つの人格なので、実際には一人です。

その方法は至って単純で、母から「指輪」を借りて、左薬指につけて「祈る」なんていうものでした。
病院に到着して早速実践してみたところ、効果てきめん・・・。
ただ祈るだけではなく、手を握ったり「自分は大丈夫だから」なんて声をかけたり。

搬送先の病院は、あの大学病院でした。(入院したのば別の病院ですが)

あの時逃げるという選択肢も確かにあったのですが、
私はまだその時「世界」を信用出来ていなかったし、また「世界」からも信用されていませんでした。

まず、一つの問題が霊的な感覚が抜けていなかったこと。
もう一つの問題が、薬物の疑いがあったり夜中に暴れて警察に目をつけられていたので血液検査や精神鑑定を受ける必要があったこと。
そして最後に、「自分ひとりで考える」クールダウンの時間が必要だったこと。

そんなこんなで、入院生活が始まってしまうのですが、
その前に「先生」について少し説明しておかないといけないと思います。

先生は、私のことを何もかも知り尽くしている存在でした。
そりゃ、確かに私の脳の中にいる「別の人格」なのだから当然だと思います。
ただ先生の指示に従ったからこそ、今の結果が生まれてるのは間違い無いです。
ぶっちゃけ、早い話が「歳上は物知りで偉い」という簡単な論理で安心しています。

先生は自由な存在です。いろんな妄想をしていましたが、
彼女は時に、どこかの諜報員であったり、お天気お姉さんであったり、仮の姿は役者であったりと、とにかく様々な情報を集めている人でした。
変な話ですが、「戦争」についても妄想していました。
私の生まれる前の「歴史」、「事実」についても良く知っていらっしゃいました。

今は、ほとんど自分の人格と同化して平凡な日常を支えてくれていますが。。。
強いて言えば、私の悪い癖を指摘してくれる存在、みたいなところでしょうか(笑)

とにもかくにも、それ故にいろいろなことを自分の知っている知識の中で考えあぐねた結果、精神病院では下痢や吐き気などかなり苦しんだりしました・・・。
遺伝って何だろう、知識って何だろう、どこまでが「していい妄想」なんだろう、宇宙人っているんだろうか?なんてことも。

ただ、同時に「二重人格」は個性であるし、
「正常にコミュニケーション」が取れる状態だったので、
私は担当医に「私にも人権がありますよね!?」なんてことを訴えかけていました。

とにかく自分は、「どうすれば早く退院出来るだろう」ということを第一に考えて医師や看護士とコミュニケーションを取っていました。
入院医療費について説明を受けたり、支払い能力について相談したりと。

そうこうしていると4日に入院して12日に一時外泊でそのまま退院。
これでもまだ長くかかってしまったと自分は思っているのですが、
(何よりのショックが、GWがまるまる潰れてしまったこと・・・)
発狂して倒れてショック死しそうになったことを思えばやっぱり医師の言うとおり「異例の早さ」なんだと思います。
つけられていた病名は「統合失調症」、実にベタな病名です。

精神病院に入院していましたので、もちろんそういった患者さんとのコミュニケーションもありました。
が、意外に気に入られてしまい、ちょっと戸惑ったり。
そもそも、どうして「狂ってしまったのか」自分にはその理由がハッキリと分かるからコミュニケーションも意外にスムーズに出来ました。
情が移ってきて、退院するときにはもう少し一緒に居たいな、なんて思ったほど。

結局、つらいのは退院してからでした。
とにもかくにも「働かないといけない」
何を感じていても、何を気付いていても、何を言いたくても、ただ「我慢」「我慢」・・・
既往症については面接段階で隠せるからいいのですが、次に「人の心の声」を妄想するようになってしまっていたからです。
俺は「サトラレ」か?!みたいな状態でした(汗

とにかく「現実」に慣れて、正常な労働が出来る状態に持っていくまでの苦労と悩みがこの前までのブログに綴られています。

私の「才能」なんていうと、異常な「精神力」とヘンな「思考回路」だけなので
やっぱりいかに「現実的」に生きるかということを考えるしかありません。
宗教家なんかになるつもりもありませんし、まさに「器用貧乏」そのものだと思います。

また、一度「頂上」(中心)を見た気になっているので、
ここから安全に「下山」する方法をまず考えなくてはいけません。

とにもかくにも、まずは健康で、生きてさえいればいい。
それを第一に考えると、もう少し自分も落ち着いた行動が出来るようになってくるんじゃないでしょうか。
無理をして「出来ない仕事」をやろうとするから、人は悩む。

これまた偶然なタイミングですけど、先日退陣された鳩山総理も似たような妄想をしていたんじゃないでしょうか。
私に語りかけてきたライオンみたいに、ムクドリがやってきたときのことを公の場で語ってみたり、自らを宇宙人と名乗ったりとか。


こんな出来事を経験しても、結局私を癒してくれるのは時間と周囲の人なんだなとつくづく思います。

ただ、ひとつだけ我侭を言うなら、自分も何らかの形で好きな人くらい守れるような存在になりたい。
世界の全ての人を幸せにするなんて大それた偉業は成し遂げられなくても、いつかは自分も結婚したりしてちゃんと真実の愛を知りたいと思っています。

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